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中学受験の勉強法を科目別・学年別に解説!塾選びや親の関わり方も紹介

中学受験の勉強法を科目別・学年別に解説!塾選びや親の関わり方も紹介

中学受験は高校や大学に比べて、より保護者が行うべきサポートが多いです。

大切な子どもの将来の選択肢を増やす方法として中学受験を選んだ方のなかには、勉強法や塾の選び方、親がすべきことを詳しく把握しておきたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、中学受験の合格率を上げるための効率的な勉強法を詳しく紹介します。

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中学受験のための科目別勉強法

中学受験のための科目別勉強法

中学受験のテストは小学校の授業で扱う問題よりも高度なものが多いため、それぞれの科目ごとに効率的な勉強法を押さえておくことが重要です。

ここでは、算数、国語、理科、社会の点数を上げる勉強法を紹介します。

算数

算数で重要になるのは、基礎となる計算力を身に付けたうえで問題文を正確に読み解く力です。

特に差が付きやすい科目であるため、まずは全ての問題の基本となる計算力を磨くために、計算問題に取り組む習慣を身に付けるところから始めましょう。

計算力は一朝一夕で身に付くものではないため、毎日コツコツと取り組み、体で覚えることを意識しながら勉強させることが重要です。

基本的な問題を素早く確実に解ける勉強を重ね、地力を伸ばしながら応用問題へとステップアップしていきます。まずは、基本的な問題から解くということを念頭に置いてください。

国語

国語で重要になるのは、書かれている情報を正確に読み取る読解力です。

特に中学受験において読解力は他の科目でも重要であるため、国語力を伸ばすことで全科目の土台となる力が形成されるといっても過言ではありません。

読解力を上げるには、普段から本や新聞などの活字に触れさせることが重要です。まずは子どもが興味のある本を利用し、文章を読むことに慣れさせてあげましょう。

また、国語のテストでは漢字や慣用句などの基礎知識は確実に点を稼ぎたいところ。記憶として定着させるためには、毎日コツコツと練習を重ねることが重要です。

理科

理科で重要なのは、原理や仕組みを理解することです。

苦手意識を抱える子どもが多い科目ですが、教科書で習ったことを身近なシーンで実際に体験することで、知識として定着しやすくなります。

例えば、教科書でテコの原理について学んだとします。その後は、実際に身の回りでテコの原理が使われているクリップやハサミなどを使い、原理と仕組みを肌で感じてもらいます。

また、見落とされがちですが理科のテストでは計算問題も多く出題されます。生物や地理などの暗記が必要な問題もあるため、まずは一冊の参考書を完璧に覚えることが重要です。

社会

地理、公民、歴史と3つの分野に分かれている社会では、闇雲に暗記するのではなく、それぞれの関連性を意識しながら知識を定着させていくことが重要です。

地理では基本的な地名と位置を正確に暗記しながら、その土地の暮らしの在り方などを勉強すると、効率的に公民の勉強も進められます。

歴史もただ暗記するだけではなく、日本のどこで起こった出来事なのかという地理との関連性を持たせることで、より認識が深くなります。

語句や年代を暗記することはもちろん重要ですが、時代背景を読み取る意識を持たせてあげましょう。

中学受験は学年別に勉強法を検討する

中学受験は学年別に勉強法を検討する

中学受験を目指す場合は長期的な勉強計画が必要です。ここでは、低学年、4~5年生、6年生の3つに分けて学年別の勉強法を紹介します。

低学年

低学年では、机に向かい勉強する習慣を付けることが重要です。

学校や塾で与えられた宿題だけではなく、毎日決められた時間に机に向かい勉強する習慣を付けることで、高学年になっても勉強が苦ではなくなります。

市販の参考書や問題集などを使い、短時間でも構わないため毎日コツコツと取り組みましょう。

また、成功体験を積むことも重要です。「頑張って勉強すれば問題が解ける」という成功体験を積み重ねることで、勉強に対して前向きになり挑戦する喜びが生まれます。

低学年のうちから中学受験を意識しながら勉強するのは難しいため、まずは土台となる勉強の習慣と楽しさを覚えさせてあげることを意識しましょう。

4~5年生

多くの塾では、一般的に4年生あたりから本格的な中学受験対策が始まります。

ここから本格的に勉強する時間を増やしていき、平日は1~2時間、休日は2~3時間を目安に勉強していきます。そのため、長期間にわたる勉強に耐えられる体力作りも必要です。

入試で出題される問題の多くは5~6年生で学ぶため、5年生からはギリギリ解ける難易度の問題を多くこなしつつ、間違えた箇所を復習する反復練習を繰り返していきます。

6年生

6年生では、平日は2~3時間、休日は8~10時間を目安に勉強時間に充てます。

特に受験の総本山とも呼ばれる夏が重要で、夏休みの間にこれまで学んできた知識を総復習し、抜けているポイントがないかをすべて確認します。

夏休みが終わってからは積極的に過去問に取り組みつつ、志望校の特色を把握しながら苦手科目を中心に補足的な学習を進めることが重要です。

中学受験をする小学生のための塾選び

中学受験をする小学生のための塾選び

ハイレベルな中学受験で合格を勝ち取るためには、子どもを塾へ通わせることは必須ともいえます。ここでは、中学受験に適した塾の選び方を紹介します。

授業形態

子どもに合わせた授業形態かを確認することが重要です。

一口に塾といっても授業形態はさまざまで、大きく分けると集団授業と個別指導の2つがあります。いずれも異なる特徴があるため、子どもに合わせた形態を選ぶことポイントです。

集団授業の塾では、通っている友達同士の仲が良くなり切磋琢磨できるメリットがある一方で、分からない箇所を気軽に聞くことができないデメリットがあります。

個別指導の塾では、生徒個別で最適な勉強を教えてくれる一方で、やや孤立感が強くなるため、塾へ通うモチベーションが低下する恐れがあります。

体験授業を受けたうえで、合っている授業形態を模索することが重要です。

家から通いやすい・送迎しやすい立地

自宅からの距離と送迎のしやすさも重要です。

あまりにも自宅から遠い塾を選んでしまうと、子どもだけではなく送迎をする親も疲労が蓄積し、塾へ通うのことに対するモチベーション低下が懸念されます。

高学年になれば塾は土日でも特別講座が行われるため、負担を軽減させる意味でも出来る限り自宅から近く通いやすい塾を選ぶようにしましょう。

合格実績

塾を選ぶ際は必ず合格実績を確認してください。

合格実績とは、その塾が今までどの学校へ何人合格させているかが分かる実績です。仮に志望校への合格実績がある塾であれば、合格させるノウハウを持っているということになります。

しかし、合格実績はあくまでも選定する際の一つの基準であり、実績があるから必ずしも合格できるわけではないという点に注意が必要です。

方針やカリキュラム

塾には、それぞれ異なる方針やカリキュラムがあります。

例えば、螺旋状に繰り返し学ぶタイプの塾もあれば、時間をかけて一つの科目をジックリと学習する塾もあります。カリキュラムを見極めるためには、複数の塾で体験授業を受けることを推奨します。

また、塾のなかにはただ勉強を教えるだけではなく、進路相談や悩み相談を受け付けているところもあります。それぞれで異なる特徴があるため、複数の塾を比較することが重要です。

予算に合った費用

入塾金、月謝、教材費など、塾へ通う予算を比較するようにしてください。

ここで重要になるのが、月謝以外にかかる金額と、月謝を年間で計算して比較することです。また、特別講座でいくらかかるのかなども確認しておくと安心です。

中学受験で親がするべきこととは?

中学受験で親がするべきこととは?

高校や大学とは違い、中学受験は親の受験とも呼ばれる程、親のサポートが重要です。ここでは、中学受験で親がすべきことを紹介します。

生活習慣を整える

中学受験は勉強する範囲が広いため、予習と復習を合わせると膨大な学習量になります。そのため、子どもの生活リズムが狂わないように、親がしっかりと生活習慣を整えることが重要です。

生活習慣の乱れは身体や脳に悪影響を与えるため、肝心の受験勉強が進みにくくなります。勉強を頑張りすぎて悪循環にならないよう、しっかりとサポートしてあげましょう。

具体的には、食事や勉強の時間を管理する、栄養がある食事を作る、勉強を休憩して気分転換できる時間を用意するなどが挙げられます。

中学受験は、親と子の二人三脚で進めていかなければなりません。

受験の理由を子どもに伝える

子どもに対して「なぜ中学受験するのか」をしっかりと伝えることが重要です。

中学受験に興味を持ち、乗り気になってもらえなければ勉強は捗りません。場合によっては、中学受験の後に控える高校や大学のことにも触れ、将来の話をしてみるのもよいかもしれません。

一般的に中学受験の勉強は4年生あたりから本格的に進めるため、3年生あたりから中学受験を意識させるのが望ましいです。

子どもの失敗に対してフォローする

子どもの失敗を頭ごなしに叱るだけではいけません。

勉強に対する意欲を維持するためには、「親から勉強をやらされている」という感覚を取り除くことが重要です。そのためには、失敗に対して怒るのではなくフォローする必要があります。

失敗をフォローしながら支えてあげることで、勉強に対する熱意や意欲は維持できるはずです。

メンタル面のサポートをする

中学受験はプレッシャーが大きいため、メンタル面のサポートも忘れてはいけません。

長い時間をかけて勉強する中学受験では、「あと少しで試験が始まる」というプレッシャーは相当なもの。子どもが耐えきれないストレスは、心身に不調をきたす要因にもなります。

また、子どものなかには親に心配をかけないようにとメンタル面での不調を隠す場合もあります。定期的に親子で話す時間を作り、安定したメンタルで受験勉強に取り組める環境を作りましょう。

身の回りの整理整頓を手伝う

身の回りの整理整頓は、できるだけ手伝ってあげてください。

塾や学校からは多くのプリントや資料が配られます。専用ケースなどを用意し、後で急に必要になった場合にも対応できるように整理整頓を心がけましょう。

特に兄弟や姉妹がいる家庭ではプリントがゴチャゴチャになりやすいため、親が整理整頓を手伝ってあげて、子どもの勉強時間を確保できるようにサポートすることが重要です。

適切な声かけによる勉強の習慣化をはかる

勉強を習慣化させるためには日々の声かけが重要です。

声かけといっても「早く勉強してね」と急かすのではなく、勉強する時間や内容を決めたうえで、机の前に行くことをルーティン化させてあげる必要があります。

そのためには、「そろそろ勉強の時間だよ」と決まった時間に毎日伝えることが重要です。勉強を習慣化させることで、受験勉強が苦になりにくくなる効果が期待できます。

目標設定を一緒に行う

明確かつ実現可能な目標を子どもと一緒に立ててあげてください。

最初から高すぎる目標を設定すると達成感を味わえないため、短期かつ実現できる目標を決め、到達するたびに褒めてあげることが重要です。これにより子どもは、成功体験を積み重ねられます。

また、目標を達成するために必要な努力や方法、達成できなかったときはその理由を考えるようになるため、自立心を育むためにも目標の設定が有用です。

まとめ

中学受験の科目別・学年別の勉強法と塾の選び方、親がすべきサポート方法を詳しく紹介しました。

高校や大学とは異なり、中学受験は親の受験とも呼ばれる程、子どもと同じ位に親の努力が必要です。子どもが集中して勉強に取り組めるように、日々のサポートは欠かせません。

低学年では勉強する習慣を付けることを意識し、3~4年生あたりからは塾へ通わせるなどして本格的に中学受験を考える必要があります。

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