不登校で学校に通っていない状態に加え、
「勉強が手につかない」
「やる気が起きない」
と悩んでいる中高生やその保護者は少なくありません。
周囲が「勉強しなさい」と言えば言うほど、本人の気持ちは遠ざかってしまう。
そんな悪循環を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、なぜ勉強が手につかないのか、その背景にある原因を整理しながら、「勉強したい」と思えるきっかけをどう作ればよいかを解説します。
不登校×勉強できない、その背景にある3つの要因

1. 学習の遅れが不安を生み、自信を奪っている
不登校になると、授業についていけなくなったという実感が強くなります。
すると、「今さらやっても無駄かも」と思ってしまい、行動を起こす前に諦めてしまうケースが多いです。
2. 学校の環境と勉強が強く結びついている
「勉強=学校でやるもの」という認識が強いほど、学校に通っていない状況では勉強に意味を見出せなくなってしまいます。
環境の変化が、学習意欲に直結するのです。
3. 周囲の期待がプレッシャーになる
保護者や先生が心配して声をかけてくれていても、本人には「責められている」と感じてしまうこともあります。
結果、「やらなきゃ」と思いながらも、心がついていかない状況に。
勉強を「再スタート」するための考え方

完璧を目指さない
いきなり「毎日○時間勉強しよう」とすると、失敗したときに自己否定感が強まります。「今日は5分だけ」「この1問だけ」といった、“小さな一歩”を積み重ねることから始めましょう。
勉強を「自分のため」にする
「怒られるからやる」「周りがやっているからやる」では、長続きしません。将来やってみたいこと、好きなことと学びを結びつけられるような声かけや環境づくりが大切です。
「やればできる」という体験を積む
成功体験は意欲につながります。
たとえば、簡単な問題が解けた、1日10分続けられた、というだけでも「自分にもできるかも」という気持ちが芽生えます。
勉強したい気持ちを引き出す3つのステップ

ステップ1:興味・関心から入り口をつくる
最初から教科書的な勉強に戻る必要はありません。
たとえば、「好きなアニメの英語タイトルを調べる」「気になるニュースを要約する」など、「勉強っぽくない学び」から再開しても問題ありません。
ステップ2:小さく達成できる目標を設定する
「1日1ページの問題集」「15分だけのオンライン動画」など、取り組みやすく、達成感が得られる目標を設定しましょう。
できたことは記録して可視化するのも効果的です。
ステップ3:伴走してくれる第三者を活用する
個別指導や家庭教師など、外部の支援を取り入れるのも一つの手です。
保護者や学校の先生以外に、本人にとって干渉されすぎず、でも頼れる存在がいると、心の負担が軽くなります。
東大オンラインなら、「やる気ゼロ」からのスタートも支援できます

東大個人指導塾が提供する「東大オンライン」では、現役東大生講師が1対1で学習をサポートします。
勉強が止まっている状態でも、いきなり問題集から始めるのではなく、
- 興味のある話題から学びに接続する
- 生活リズムに合わせて柔軟にスケジュール調整
- 小さな成功体験を重ねてモチベーションを育てる
といったアプローチで、「勉強って意外と悪くないかも」と思える状態づくりから始めます。
強制ではなく、自然と学習に向かえるようになるサポートが可能です。
まとめ:意欲はつくれる。「できるかも」の種をまこう

不登校で、さらに勉強にも意欲が持てない状態にあるとき、大切なのは「やらせる」ことではなく、「やってみようかな」と思える小さなきっかけをつくることです。
その第一歩は、“勉強らしくない学び”でも十分。
東大オンラインでは、勉強へのハードルが高い子どもたちにも寄り添い、安心して学び直せる環境を提供しています。
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